「誰にも見えていた」機会を掴む人と逃す人の違い 人生の点と点をうまくつなぐ人がしていること

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銀行員から倒産しそうな会社があると聞くと、そこを買収しそうな人は誰かと考える。

隣人から引っ越しを考えていると聞くと、最近自宅を売りに出していると言っていた人はいないかと考える。

そしてもちろん、誰かと話すときには、自分が何に興味を持っているかを伝える

点と点がつながりプロジェクトが生まれる

するとたいてい(フリーダーはそれを偶然だと思っているが)、相手も何らかの情報を持っていて、話がつながるという。漠然と機会を探しているようだが、ときとしてセレンディピティに結びつくこともある。

こうしてフリーダーは大勢の仲間と出会い、そこからたくさんのプロジェクトが生まれた

純粋に誰かと会話するのが楽しいというのもあるが、常に点と点をつないでいることが自らの成功の一因だと考えている。

この能力はさまざまな場面で威力を発揮する。たとえばヒューストン出身のピート・マンガー(仮名)のケースだ。

ピートは労働者階級の家庭に育ち、おまえのような人間は地元の工場で働くしかない、とずっと言われ続けてきた。

父親からは「オレたちのような人間は大学なんていかない。そんな能力は持ち合わせていないんだ」と言われた。

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