「誰にも見えていた」機会を掴む人と逃す人の違い 人生の点と点をうまくつなぐ人がしていること

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ピートはある夕食の席で、大学の講師と出会った。講師はいくつかの大学の名を挙げ、「試しに応募してみればいいじゃないか」と背中を押してくれた。そうすべきだと感じたピートはその言葉に従った。

状況を自らコントロールする

簡単な道のりではなく、本当に努力した。そして最終的には家族で初めて大学を卒業した。

成功につながった要因はいくつもあるが、最も重要なのは運命を自らコントロールしようと決め、ふだんなら見逃してしまうサインをとらえたことだとピートは考えている。

彼は世界トップ10に数えられる大学を卒業し、今や世界有数の名門校の出身者となった。

どうすれば状況に対して受け身にならず、自らコントロールできるのか。マインドセットを変えることで、それまで想像もしなかった機会がにわかに手の届くものになる

フィルやピートに共通して言えるのは、彼らが目にしたトリガーは他の人の目にも入っていたということだ。

原油流出事故をテレビで見たのはフィルだけではなかった。大学へ応募書類を送るのも、ピートだけが持てた機会ではない。

違ったのは、彼らの反応だ。彼らは点と点をつなぎ、セレンディピティを引き起こしたのだ。

クリスチャン・ブッシュ サンドボックス・ネットワーク共同創設者

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Christian Busch

ニューヨーク大学(NYU)とロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で、パーパス・ドリブン・リーダーシップ、イノベーション、アントレプレナーシップを教える。LSEでイノベーション・アンド・コクリエーション・ラボの共同ディレクターとコースリーダーを務めたのち、NYUではセンター・フォー・グローバル・アフェアーズ(CGA)のグローバル・エコノミー・プログラムのディレクターを務める。LSEにて博士号(Ph.D.)取得。20カ国以上で活動する若手イノベーターのコミュニティであるサンドボックス・ネットワーク、強い影響力を持つリーダーの集まりであるリーダーズ・オン・パーパスの共同創設者。

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