入試や就活で「不登校が武器」に変わる深い理由 将来のために「自ら立ち上がる」のは貴重な経験
この経験は人生の宝物になると同時に、高校入試でも、大学入試でも就職活動でも、アピールポイントにもなります。「不登校を機に自分と向き合い、自分を知り、どう生きていきたいかよく考えた。遅れていた勉強も工夫と努力で乗り越え、リカバリーできた。この経験を活かしてこう生きたい」と、話せるからです。
不登校からの高校入試は大きなチャレンジではありますが、これを機に成功体験を持ってみんなに合流し、いままでの経験をプラスにすることもできるのです。
また、中学の学習範囲はコツを掴めば短期間で点数を上げることが比較的容易なので、成績が上がった副作用であっさり学校に通えるようになる生徒たちも、実は多いです。
1年で中学までの学習範囲を習得した勉強の技術と習慣は、そのまま大学入試や資格試験にも適用でき、自分の人生を自由に創ることにつながります。
もちろん、その道のりは、簡単なことばかりではないけれど、受験は心の筋トレ、できるようになる楽しさや喜び、何より、「ここまでがんばった」「やりきった」という経験は、自分の人生を力強く生きるための自信にもなります。
中学までの学習範囲を「1年で習得」できる理由
ここまで読んで、「1年間で中学までの学習を済ませるなんてうちの子は無理かも」と思われる方もいるかもしれません。そこで、ここから、1年間で中学までの学習範囲を習得できる理由をお話しします。
私が「勉強は技術だから、誰でも習得できるんだよ」と言うと、子どもたちは驚くようです。
たとえば、「100mを6秒台で走る」「絵を上手に描く」には、持って生まれたセンスも必要です。
でも、勉強はどの教科にも「この通りやればできるようになりますよ」という習得方法が確立されていて、習得すべき内容について書かれている教科書と問題集があり、答えが用意されていて、答えの解き方まで明示してあります。「流行」もありません。
私の生徒の中には、取扱説明書も見ずに、ゲームを習得していく子が大勢います。マリオカートでさえうまくできない私からすると、「絶対、勉強のほうが簡単だよ‼」と思うのです。障害のある生徒たちの学習指導も行ないましたが、伸びなかった生徒はいませんでした。
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