藤原道長が見た月と月誕生「3つの説」
私たちの身近な天体である月。
「中秋の名月」今年は“土星”も見える!?鑑賞のコツでは、古くからの月の鑑賞法などについて解説しました。
とくにこの週末は月が話題になっていて、平塚市博物館によると、11月16日は藤原道長の有名な歌「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる ことも なしと思へば」と同じ月を、1000年の時を超えて眺められるとのことです。
11月17日放送のNHK大河ドラマ『光る君へ』第44話は「望月の夜」。
道長が月を観て、この歌を詠むシーンが期待できそうです。この週末は、いつも以上に、多くの人が月を見上げることになるかもしれませんね。
月をじっくり見ていると気になるのが、「そもそも月はどうやって生まれたのか?」ということ。
月は地球から38万キロメートルと遠く離れた場所にありますが、じつは、地球と月は「ただならぬ関係」にあるのです。
地球と月の関係として、「双子説」「夫婦説」「親子説」という3つの説が長年議論されてきました。
現在、そのうちの1つの説が有力視されています。
3つの説はどういったものなのか。そのうち、2つの説はなぜ却下されたのか。じつは、有力視されている説にも、まだ解決すべき問題が残っています。
今回は、月の誕生について、わかりやすく解説していきます。
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