「小惑星探査」や「火星移住」などのニュースから、UFO、宇宙人の話題まで、私たちの好奇心を刺激する「宇宙」。だが、興味はあるものの「学ぶハードルが高い」と思う人も少なくない。
知らなくても困らない知識ではあるが、「ブラックホールの正体は何なのか」「宇宙人は存在するのか」など、現代科学でも未解決の「不思議」や「謎」は多く、知れば知るほど知的好奇心が膨らむ世界でもある。また、知見を得ることで視野が広がり、ものの見方が大きく変わることも大きな魅力だろう。
そんな宇宙の知識を誰でもわかるように「基本」を押さえながら、やさしく解説したのが、井筒智彦氏の著書『東大宇宙博士が教える やわらか宇宙講座』だ。「会話形式でわかりやすい」「親子で学べる」と読者から称賛の声が届いている。
その井筒氏が、スペースXのロケットについて解説する。
「スペースX」は何がすごいのか?
いまや宇宙開発に欠かすことのできない存在、「スペースX」社。
連日のようにロケットを打ち上げ、ときおり、あまりに革新的な「スゴ技」を見せつけて、たびたび話題になっています。
今週だけでも、18日から19日にかけての20時間で3基もの「ファルコン9」が、20日には「スターシップ」が打ち上げられました。
ただ、最近ニュースでは見聞きするものの、「スペースXのロケットには、どんなものがあるのか?」「そもそもスペースXは何がすごいのか?」、いまいちよくわからないという人もいるかと思います。
今回は、スペースXのロケットのラインナップを整理し、スペースXのすごさを「やすい」「はやい」「うまい」の3点にまとめて解説していきます。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら