危険な「闇バイト」から家族を守る具体的な方法 闇バイト募集に調査電話をかけてきた筆者が語る

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実際、闇バイトの募集であると気づかずに応募する人がいます。一般的に「高額報酬」をうたいバイトを集めますが、筆者が取材をしたある女性は、1万5000円ほどの日給のアルバイトに応募して、犯罪行為だとは知らされずに仕事をさせられています。1回目の仕事ではわからずに、2回目に高齢女性から紙袋を受け取ったところで詐欺ではないか、と気づきますが、結果として詐欺に加担することになっています。

こうならないためにはどうすればよいのでしょうか。十数年にわたって、闇バイト募集に調査電話をかけて、リクルーター(詐欺の募集をする役)と話をしてきた筆者の経験から、解説できればと思います。

「ホワイト案件」といっても要注意

闇バイトとして募集されるものには、現金を直接に取りにいく「受け子」、キャッシュカードでお金を引き出す「出し子」、海外リゾートバイトなどといって、海外のアジトで詐欺の電話をかけさせる「かけ子」、銀行口座を新規で開設したり、スマホを契約してくれれば、報酬を払うというものもあります。

ただしSNSですぐに闇バイトとはわからないよう掲載していることも多くあります。なかには闇バイトへの注意を呼びかけて、「ホワイト案件」(詐欺ではない仕事募集)とうたう募集もあります。

闇バイト募集を見抜くには、「高額バイト」「高収入」「即日即金」「UD(受け子、出し子の隠語)」「運び」といった言葉を覚えておいてください。これらが書かれていたら、闇バイトの可能性があると思って立ち止まってください。これが見抜くための第1のポイントです。

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