なぜ最近はドラマや映画発のヒット曲が少ない? 「おしん」「もしもピアノが弾けたなら」の作曲家・坂田晃一さん語る《音楽に主張がなくなったワケ》

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坂田晃一さん
自宅兼仕事場で創作活動をする坂田晃一さん、83歳(写真:筆者撮影)

最近ヒットしたドラマや映画の主題歌といえば、どの曲が思い浮かぶでしょうか。かつて、ヒット作には記憶に残る名曲がつきもので、国民の誰もが口ずさめるような音楽が存在していました。

しかし最近、世代を超えたヒット曲が減っているように感じるのはなぜでしょうか。

「もしもピアノが弾けたなら」(1981年、西田敏行)、「鳥の詩」(1981年、杉田かおる)、「さよならをするために」(1972年、ビリーバンバン)など、次々にヒット作を生み出した作曲家・坂田晃一さん(83歳)は、「最近、音楽に主張がなくなってきた」と話します。

80代を超えて現役の作曲家であり、74歳で楽団員となった演奏家でもある坂田さん。この1月にはオーケストラ作品の初演が控えていて、その創作活動は衰えを知りません。

稀代のヒットメーカーは、現在の音楽シーンをどう見ているのでしょうか。

23歳で作曲家デビュー

坂田さんは東京生まれで、早稲田大学高等学院在学中にチェロを始め、気の合う仲間たちと合奏部を結成し、音楽に没頭する高校時代です。

その後、東京藝術大学に入学してチェロを専攻し、童謡「一年生になったら」やテレビ番組の「8時だョ!全員集合」、映画『男はつらいよ』のテーマ曲などで知られる山本直純さんに作曲を師事。1965年に23歳で作曲家デビューしました。

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