第1回 御用邸の町「葉山」の豪奢ホテルに住民が憤激
第2回 葉山町「いわく付きの場所」でホテル開発の手口
第3回 葉山町ホテル開発許可に向けた設計会社の口車
第4回 葉山町からホテル開発許可を得るための"秘策"
第5回 資料疑問視しても葉山町長が開発を許可した理由
第6回 葉山町長が事業者訪問で不自然な「答弁変遷」(本記事)
「(トゥモローランドの啓之氏と)面識が直接あるとすれば、ふるさと納税(寄付)をもらったので、それぐらいです。今回のホテル建築に関してうんぬんとかは特にないです。建築に関してはほとんど何も協議はなく、協議が終わった後は電話連絡があったので、下で一回面談を持ちました。お嬢様(啓之氏実娘の坪田〈佐々木〉由香同社取締役。以下、由香氏)とお会いしました」
2023年5月9日、葉山町役場庁舎4階にある大会議室。ホテル建設反対派住民の要望で実現した面談の席で、住民から「もともとトゥモローランド会長や社長と面識はあったのか」と問い質された山梨町長はこう述べた。
町長の「事業者訪問」と「開発許可」
学生時代にウィンドサーフィン選手として活躍した山梨町長は12年1月、なじみのある葉山町の町長に初当選(現在4期目)。トゥモローランドが計画した高級リゾートホテル「Casa CABaN HAYAMA」の取り付け道路の道幅が6m未満だったところ、葉山町まちづくり条例に基づく町長名の「ただし書き」を交付して、22年4月27日に同社と町とで「開発事業に関する協定書」を締結した。
その事実が23年1月ごろ、反対派住民による葉山町への質問で判明。さらにただし書きが交付される2年8カ月前の19年8月21日には、山梨町長自身が部下を伴って公用車で東京・恵比寿のトゥモローランド本社を訪れていたことも、同町のホームページ上で公開されている「町長の1日」のコーナーでわかった。ある近隣住民が振り返る。
「取り付け道路の道幅が6m未満だったにもかかわらず、ただし書きが交付されている点に疑念を抱いた私たちは、『トゥモローランド本社を訪ねた町長と啓之氏との間で、何か疑わしいやり取りがあったのではないか』と推察。町長に説明と住民との面談を再三求め、ようやく面談が実現したのです」



















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