「この悔しさは一生忘れない」50代非正規公務員はなぜ雇い止めにあったのか――仕事一筋10年。彼女が受けた"クビハラ"横行の実態

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今回取材したのは、10年以上非正規の公務員として働いてきた50代女性。ある日突然、「雇い止め」を受けました。闘病中の同僚のために声を上げたことが仇となったようだという(写真:EKAKI/PIXTA)*写真はイメージです
就職氷河期時代をしぶとく生きてきた世代も、いつしか中高年と呼ばれる年齢になった。世代間の格差は広がり、貧困や生きづらさを抱えた彼らは、これからの人生をどう考え、生きようとしているのか。
労働、福祉問題を中心に取材活動を行う藤田和恵さんの連載。非正規雇用や貧困などを切り口に、今を懸命に生きる中高年の姿をリポートする。

次年度の更新はありません

10年以上、心血を注いできた仕事を失うのは一瞬だった。

「次年度の更新はありません」

上司から会議室に呼ばれ、こう告げられたのは3年前の2月末。1カ月後は無職、ということだ。ある地方都市の労働局の非正規職員だったミチコさん(仮名・50代)は、「仕事は評価してもらっていたので、雇い止めになるとは思いませんでした」と振り返る。

「再就職支援はあるんですか?」「生きていけなくなったら、生活保護を受ければいいんですか?」。そう尋ねる口調に憤りがにじんだ。しかし、返事らしい返事はないまま、5分ほどで退室を促されたという。

本連載「大人の貧困 『雇用の谷間』でもがくミドルエイジ」では、生活苦に陥った就職氷河期世代(40代~50代半ば)の方からの情報・相談をお待ちしております(詳細は個別にご連絡させていただきます)。こちらのフォームにご記入ください。
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