「闇バイトによる強盗」1円もかけずに防ぐ方法 防犯でいちばん大事なのは「対面しないこと」

いちばん大事なのは、強盗犯と「対面しないこと」だという(写真:wavebreakmedia/PIXTA)
昨年来、「闇バイト」による強盗が続発していますが、元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課・警部補の佐々木成三氏は、強盗に入られたときに考えておかなければいけないのは、まず何よりも「自分の身を守ること」だと力説します。
そんな佐々木氏が、長年の経験から導き出した強盗を寄せ付けないための工夫を、同氏の著書『闇バイト強盗、特殊詐欺、盗難から身を守る いますぐ防犯』から、一部を抜粋・編集する形で紹介します。
いちばん大事なのは、強盗犯と「対面しないこと」
【質問】今夜、あなたの家が強盗に狙われています。あなたは、いますぐにどんな対策をしますか?
●玄関のカギ、窓のカギをかける。
●雨戸を閉める。
●1日中、灯りを点けておく。
●武器になりそうなものを探す。
●お金や貴金属類を隠す……。
どれも間違いではありませんが、強盗に入られたときに考えておかなければいけないことは、たったひとつ。それは、自分の身を守ることです。
あなたが一生懸命に働いて貯めたお金や思い出のある大切な貴金属が盗られるのは悔しいでしょうが、強盗に入られたときに絶対に守らなければいけないのは、自分の命(家族と一緒に住んでいるなら家族全員の命)です。
そのときのために頭に叩き込んでおいてほしいのは、「犯人と対面しない」ことです。犯人と対面さえしなければ、危害を加えられることはありません。
闇バイトによる強盗が怖いのは、侵入してくる実行犯は金品を盗むプロではなく、バイトに応募した素人だということです。気づいたら盗まれていたなんて鮮やかな手口で現場を去っていく実行犯は、ほぼいません。
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