「闇バイトによる強盗」1円もかけずに防ぐ方法 防犯でいちばん大事なのは「対面しないこと」
彼らは指示役と言われる犯罪組織の幹部に「侵入して、金を奪ってこい」と言われて、なりふり構わず実行しているだけ。闇バイトの実行犯は、運転免許などの個人情報を指示役に提出しており、逆らえない構図になっています。なんとかして金品を奪うことに必死です。
お金や貴金属のありかを聞き出すためなら、住人を縛ったり、殴ったりすることもいといません。経験がないため冷静さを失うことも多く、逃げるためには住人の命を奪うことさえあります。
実際に起きた強盗事件をよく見てみると、被害金額が少額で、「そんな金額でどうして?」と首を傾げたくなるケースも多く見受けられますが、それだけ行き当たりばったりで「とにかく、何でもいいから金を奪ってしまえ」という犯行なのが闇バイトによる強盗なのです。
強盗に入られたら、私でも戦おうという考えは持ちません。
なんとしても対面しないようにする。そして、警察が助けに来るまで待つ。これが最善策です。それ以前に、そもそも実行犯が家の中に侵入できない対策を施すことも大切です。侵入されなければ、対面することもありません。
これから、その方法を紹介していくことにしましょう。「私の家は狙われないから」と考えていると、いざ狙われたときにどうしていいのかわからず、ジタバタするだけです。いますぐにできる防犯対策を知っているだけでも、枕を高くして眠れます。
「家のまわりをきれい」にして侵入をあきらめさせる
実行犯と対面しないためには、まず、侵入しようとする前に、「この家は防犯対策をちゃんとしてそうだからやばいなあ」と思わせることです。慎重なタイプの実行犯なら、それだけであきらめて帰ってくれる可能性もあります。
● 家をすっぽり覆うような外壁のある家
● 外から見てもすぐにわかる防犯カメラが何台も設置されている家
● 警備会社のステッカーが貼られている家
● 玄関が頑丈そうなつくりをしている家……
見るからに防犯システムが張り巡らされているような家は、たしかに侵入する前にあきらめそうです。
しかし、それだけのお金をかけて家を守れるのは、防犯意識が高く、防犯対策に投資できる財産のある人だけ。一般的には、「強盗は怖いけど、そこまでのお金はかけられない」という人がほとんどだと思います。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら