「ルフィ事件は氷山の一角」「わずか5万円が地獄の入り口に…」 元刑事が激白《汗をかかずに金を得ようとした若者たち》の悲惨な”末路”
闇バイトに潜む罠 甘い誘いが命取り
目先の金に目がくらみ、闇バイトに手を出す若者が後を絶たない。ワシが逮捕した事例も、その典型やった。罪状は、受け子(被害者から現金やキャッシュカードを受け取る役割)・出し子(被害者から詐取したキャッシュカードでATMから現金を引き出す役割)として計6件、総額1800万円を騙し取った詐欺罪(刑法第246条)。初犯にもかかわらず、懲役4年の判決が下された。
彼は新型コロナウイルスを機に会社を解雇され無収入になり、SNSで仕事を探した。「短時間高収入」をうたう「ITの仕事」に興味を持ち応募すると、秘匿性の高い通信アプリに誘導される。
相手は身元確認と称し、運転免許証の写真や両親の情報を求めた。これに、「ちゃんとした会社や」と彼は信じ切ってしまったそうや。
すぐに「仕事がある」と告げられ、5万円が振り込まれる。その金でスーツや名札などを購入しろと命じられ、なんと警察官を騙る偽IDも送られてきた。


















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