男性の3人に1人が経験「ちょいもれ」を防ぐ方法 「尿トラブル」はその場しのぎの対策も有効
寝る直前は、水分をとるのではなく、出すことを心がけてください。つまり、尿をしっかり出してから寝る、ということです。「夜、トイレに行ったら、出た分だけ水を飲みなさい」と言われたことがあるかもしれませんが、そんな必要はまったくありません。
寝る前に出したい「下半身にたまった水分」
夜中に何度もトイレに行く夜間頻尿の人は、ふくらはぎの筋肉が弱っているのかもしれません。加齢、運動不足、立ちっぱなし、座りっぱなしなどで「ふくらはぎのポンプ作用」が弱ると、重力で下半身に水分がたまってしまいます。そうなると、横になっている睡眠中に、下半身にたまった水分が上がってきて尿になるのです。
そういう人は、「足のむくみ」を取る、次の方法をお試しください。寝る3時間前までに行うのが効果的です。
座布団などを使い、足を10cm以上高くして、あお向けになります。15分間その姿勢を続けましょう。それだけで下半身にたまった血液やリンパ液が心臓へ戻り、寝る前に余分な水分を排出できます。床につく3時間前までに行います。簡単な方法ですが、効果的です。
毎晩3~4回トイレで目を覚ましていたのに、この方法をお伝えして、実際にやってもらった次の夜から、ピタリとトイレ通いがなくなったという女性もいます。熟睡できずに昼間眠くてしかたなかったそうなので、とても感謝されました。
手を使って、ふくらはぎのポンプ作用を手助けするのが、マッサージです。両手で輪をつくるようにしてふくらはぎを包み込み、下から上へ、少し圧をかけるようにもみ上げます。これも就寝の3時間ぐらい前に、左右それぞれ10分程度行うといいでしょう。
かかとを上げ下げするだけでも同じ効果があるので、立ち仕事の人は、仕事中にも手軽に行えますね。
ふくらはぎのむくみを防ぐストッキングがあります。「弾性ストッキング」と呼ばれるもので、医師もその効果を保証しています。弾性ストッキングは、足首付近の圧迫力が最も強く、上に向かうほど圧迫力が弱くなっています。重力で水分が下に移動するのを防ぎ、足元から血液が上に戻るのを促すのです。
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