男性の3人に1人が経験「ちょいもれ」を防ぐ方法 「尿トラブル」はその場しのぎの対策も有効

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弾性ストッキングは、薬局などで購入できます。いろいろなタイプがありますが、ハイソックスタイプがいいでしょう。起きてから夕方まで履いていていいのですが、圧迫感が強すぎると感じたら時間を短くしてかまいません。ただし、心臓病や糖尿病のある人は、医師に相談してください。

④ゆっくり湯船に浸かる

湯船に張った温かいお湯に浸かれば、全身の血液が循環しやすく、むくみが取れやすくなります。また、体に水圧がかかるので、足のむくみが和らぎます。ゆっくり浸かれば、余分にたまった水分も汗として出ていきます。体が温まれば、冷えが原因の頻尿や尿もれも改善します。

寝る直前ではなく、2時間前までに入浴しましょう。寝る直前に入浴すると、かえって寝ている間に尿が排出されやすい状態になり、トイレに行きたくなってしまいます。

また、体が少し冷えたほうが、寝つきがよくなります。入浴は少なくとも寝る2時間前までに済ませ、寝る前にトイレで水分を排出する。そうすれば、夜間頻尿を防げます。

肥満と尿トラブルとの切っても切れない関係

頻尿の原因は、水分のとりすぎだけではありません。高血圧や糖尿病なども、頻尿の原因になります。そして、「肥満」は、頻尿にも、尿もれにも直結します。

肥満の人はお腹の脂肪が厚く、それが膀胱を圧迫するのです。下腹を押されると尿意をもよおしますよね。その状態がずっと続いているようなものなのです。また、お腹の脂肪はそれなりに重いので、それが骨盤底筋にも負担をかけ、骨盤底筋が緩む原因になります。

笑ったり、咳をしたりすることで起こる尿もれや、トイレが近くて困っているなら、肥満気味の人は体重を減らしましょう。

体重の5%、たとえば60kgの人なら3kgの減量で効果が出ます。ですから、BMI(※)が25以上の人は、ぜひ体重の4〜5%を落とすことを目指してください。

※BMI…体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算

さらに、太っていて、夜中にトイレで何度も起きる。こんな人は、もしかしたら「睡眠時無呼吸症候群」によって目が覚めて、目が覚めるからトイレに行きたくなるのかもしれません。

睡眠時無呼吸は、肥満の人ほど起こりやすい症状です。ですから、体重を減らして睡眠時無呼吸がなくなれば、夜中に目覚めなくなり、トイレに行くこともなくなるでしょう。

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