男性の3人に1人が経験「ちょいもれ」を防ぐ方法 「尿トラブル」はその場しのぎの対策も有効

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尿トラブルの一番の解決策は、それを治すことです。でも、治療にはならなくても、とりあえずその場で対処できることもあります。根本的な解決にはならなくても、"今日のトラブル"が回避できることを知っているだけでも、気持ちが軽くなりませんか?

とりあえずその場の「尿トラブル」をやり過ごす

体を締めつける服は着ない

「尿をもらしやすい服」というものがあります。腹部をキュッと締めつけるようなスカートやズボン、ガードルや補整下着などは、常に腹圧をかけて膀胱を圧迫しているようなもの。避けるほうがいいでしょう。

男性がぴっちりしたズボンを履いていると、尿道の曲がったところに尿がたまって、後でチョロッともれてくることがあります。トイレの後に、下着やズボンにシミをつけてしまうのは、これが原因です。医学的には「排尿後尿滴下」と呼びます。

そういう人は、ファスナーを十分に下ろせる、ゆったりしたズボンを履くほうがいいでしょう。きついベルトを締めるのもすすめません。あるいは、ぴっちりしたズボンを履いているときは、個室に入って排尿するのも効果的です。

体を冷やすことも、トイレに行きたくなる原因の1つです。女性のショーツはおへそまで隠れるタイプがいいでしょう。男女とも冬場は特に、服も暖かいものにして、冷えを避けてください。

お腹に力が入る要注意行動

お腹に力が入るともれてしまう人は、腹圧のかかる動作を知って、それを避けることで生活の不便や不快を減らすことができます。動作自体を避けることができなくても、この動作をする瞬間に下半身に注意を向けるだけで、ずいぶん、もれのリスクを回避できます。腹圧がかかるのは、次のような動作です。

・くしゃみ、咳をする
・笑う
・「よっこらしょ」と立ち上がる
・走る
・重い荷物を持つ
・思いきりハッと息を吸い込む
・なにかを思いきり引っ張ったり押したりする
・歌う、管楽器を吹く
・腹筋運動をする
次ページくしゃみを控えめにするだけでも効果がある
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