ノンスタ石田が明かす「漫才」と「コント」の"違い" 漫才じゃない元祖ジャルジャル、M-1で評価の訳
✎ 1
✎ 2
漫才に対する分析が鋭すぎて、「石田教授」とも呼ばれているNON STYLEの石田明さん。「M-1グランプリ2023」で優勝した令和ロマンの髙比良くるまさんも石田さんから薫陶を受けたといいます。
そんな石田さんが「漫才論」をまとめた書籍『答え合わせ』から抜粋、「漫才とコントは何が違うのか」という疑問に「答え」を出していきます。
漫才とコントの垣根を取っ払った2人組
コント寄りの漫才をしていながらも、ツッコミが漫才らしく成立しているという点では、残念ながら解散してしまいましたが、和牛がめちゃくちゃうまかったと思います。
ツッコミの川西(賢志郎)くんはコントの役柄としてセリフを言うんやけど、おかしな言動を繰り返すボケの水田(信二)くんに対する内面のイライラが、どのネタでもうまく表現されています。役柄を演じ切りながら、「漫才師」としての川西くんも表に出ているのがすごいなと思って、いつも見ていました。
和牛は、かなりコント的な漫才をしていながらも、漫才師としてのスキルが抜群に高いため、見ている人に「これは漫才だ」と思わせてしまう。だからなのか、和牛の漫才をコント的だと言っている人をあまり見かけたことがありません。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら