(第78回・最終回)キャリアセンター意識調査~その2 就職支援の課題

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●大規模校ほど支援環境が整っている

学内合同セミナーへの学生の誘導法についての回答を読むと、圧倒的に多いのは「書面の掲示・ポスター」(82%)だ。以下は、「学校の就職専用ホームページ」が56%、「PCメール」が51%、「携帯メール」が44%と、ネット系のメディアが並ぶ。

意外なのは「紙DM」が22%とかなり高いことだ。「電話」は13%だが、すべての学生に対するものではなく、補助的な連絡に使っているのだろう。

規模別に見るとこちらでも「1000人」が境界になって異なる傾向になっている。「書面の掲示・ポスター」、「学校の就職専用ホームページ」、「PCメール」、「携帯メール」、「紙DM」のいずれの項目でも小規模校が低い。このあたりに、小規模校では、学内合同セミナーへの参加学生数が伸びない理由がありそうである。

学内合同セミナーは、その大学の学生を採用したい意欲の高い企業の集まりであり、これらの大学こそ学生の参加を促すことにもっと注力するべきであろう。

図表2:学内合同セミナーへの学生誘導方法

 

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