近視抑制先進国と日本での教育現場の違い
ボーク:前回窪田先生が、台湾の小学校では国策として2010年から「子どもの屋外活動を1日2時間確保しなければならない」という制度を導入して効果が明確に出たと話されました。世界各国の教育に関心がある者として、実際に台湾の小学校でどのように実施したのか気になります。
窪田:休み時間は教室の電気を消して外遊びを促したり、美術などの一部の授業を屋外で実施したりすることで、小学生が屋外で1日2時間過ごせる時間を確保しています。子どもの自主性に任せるというよりは、カリキュラムとして仕組み化して成功した印象を受けました。
日本でもひと昔前までは、休み時間は外で遊ぶように先生から促されましたよね。今は校舎内で休み時間を過ごすことも許容され始めたので、小学校にいる間の屋外時間は減っている可能性が高いですね。


















