ここから先はお馴染みの競馬コーナーだ。9月1日はいよいよ夏競馬の最終戦、新潟記念(G3)が行われる。本稿執筆時点では、まだ台風10号が九州に上陸したところなので、そもそも週末の新潟で競馬が開催できるのか、一抹の不安は残るものの予想はしておこう。
新潟芝2000メートルは、最後は長い直線の追い比べとなるコースだ。最終週の荒れた馬場でもあり、力勝負、持久力が試されるレースとなるだろう。
「夏競馬のフィナーレ」新潟記念は福島で勝ったあの馬で
そこで本命はレッドラディエンス。7月7日に福島競馬場で行われた同距離の七夕賞(G3)では、重賞初制覇を果たしたばかり。その分、58.5キロと斥量で見込まれてしまったが、骨折で長期休養していた期間もあり、5歳馬にしてはレース数が少ないので余力は十分とみる。
対抗は七夕賞で2馬身差の2着に終わったキングズパレス。福島と同じ57キロで走れるという強みがあるので、あるいはレッドラディエンスに借りを返す機会となるかもしれない。基本的にこの2頭の競り合いと考えたい。
単穴には3歳牝馬のライトバックを。桜花賞3着、オークス3着ということで人気になっているが、新潟記念は過去10年で一度も牝馬が連(2着以内)に絡んでいないので割り引きたい。後は新潟巧者のセレシオンも気になるところだ。
牝馬が勝てない新潟記念とはいえ、なぜか今年は12頭中6頭も牝馬が出ている。さすがに無視はできないので、エーデルブルーメとアリスヴェリテも軽く押さえておこう。
※ 次回の筆者は小幡績・慶應義塾大学院教授で、掲載は9月7日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら