
カマラ・ハリス米副大統領(写真:Aaron Schwartz/Bloomberg)
米国の大統領選挙はわずか4週間の期間に曲折し、ひっくり返り、そしてリセットされた。投票まで残りわずか100日ほど。最終コーナーを回ったところで、米国民は本当のレースを開始した。
魅力的な競争に変化
選挙戦が始まった当初から大統領ジョー・バイデンに関する有権者の最大の懸念は年齢だった。6月27日のテレビ討論会でさらした醜態は、そうした懸念を裏打ちするものとなったようだ。バイデンの支持率は大きく落ち込んだが、対立候補ドナルド・トランプの不人気ぶりに助けられ、壊滅的というほどの深手にはならなかった。トランプが多少なりとも「標準的」な候補だったら、失点ははるかに大きくなっていたに違いない。
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