PTAに蔓延!「ポイント制」という謎の罰則

負の意味づけを強化するループ化現象

各保護者は、過去に引き受けた仕事を「ポイント」として記録していきます。たとえば委員は2ポイント、係は1ポイント、本部役員は3ポイント、などといったように、PTAの各仕事について、配点はあらかじめ決まっています

高学年になると、毎春恒例「委員決め」の際に、この記録が参照されます。ポイントが貯まっている人は委員を免除され、逆にポイントが貯まっていない人には自動的に(強制的に)委員が割り振られる。そういった仕組みになっているのです。

普通「ポイント制」といったら、お買い物をするとポイントが貯まっていき、「何点ぶんで、いくらの商品と交換できる」といったような「ご褒美」がもらえるシステムを想像すると思いますが、PTAの「ポイント制」はそうではありません。

「ご褒美」ではなく、ポイントを貯めない人への「お仕置き(罰則)」として働くのです。

だから本当はちっともポイント制ではないと思うのですが、これを「ポイント制」と楽しげに命名したのが、どなたかは知りませんが、巧みなところです……。

これも、一見「悪くない」と感じる人もいるかもしれません。筆者も実は、初めてこれを聞いたとき、そう思いました。確かに、このシステムにもメリットはあるでしょう。

メリットだけじゃない?「ポイント制」の弊害

一部の人ばかりに負担が偏ることを避けられるので、「私はやったのに、あの人はやらなくてズルイ!」という、“すでにやった人”のモヤモヤ感をなくす(減らす)ことができるからです。

人間ですから、こういった気持ちは誰にでもあるもの。筆者にだって、あります。ですから、これもひとつのメリットであることは、筆者も同意します。

けれど、ちょっと考えてみてほしいのです。仕事を平等に負担することは、PTAの本来の目的ではないはず。メリットもありますが、「平等な負担」ばかりに重点を置くと、別の部分で、むしろ弊害のほうが大きくなってしまうと思うのです。

たとえば、こんなことが考えられます。

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