「中国AI」はChatGPTを超えるか?驚く実態(後編) 【現地からの報告】「中国AIの本丸」はここだ!

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ライドシェアによって普段の移動がとても便利な中国ですが、自動運転によって移動によるコストがさらに下がるだけでなく、「移動空間」の価値そのものが大きく変化しようとしています。

自動運転タクシーの中には自分以外は誰もいないわけで、本来パブリックな空間がプライベートな空間に変貌するということであり、それはきっと日常生活に与える影響も大きくなるはずです。これらもまさにAIなどによる技術革新の賜物と言えるでしょう。

「AI×産業用ロボットの領域」で強みを発揮

自動運転だけではありません。

ブルーカラー市場においての産業用ロボットの発展にも目覚ましいものがあります。3K(きつい、汚い、危険)な業務を代替するAIロボットの開発が急速に進んでいるのです。

業務用清掃ロボットの海外進出カンファレンスでの登壇風景(写真:著者提供)

先日、私も中国深圳で行われた、業務用清掃ロボットの海外進出カンファレンスに招かれて登壇し、日本進出に関して100名くらいの前で講演してきました。

そこで、新興企業からトップ企業まで、さまざまな企業の代表者に話を聞くことができました。

すでにこの領域も大きな発展を遂げており、ユニコーン企業も誕生しているそうです。

AI×産業用ロボットの領域自体は10年前ほどから存在しましたが、コロナ禍をきっかけに需要が大きく増え、中国国内だけでなく日本を含む世界でそのニーズが増えてきています。

Gausium(高仙)という会社がこの領域のリーディングカンパニーです。技術レベルは世界トップレベルであり、グローバルにおけるこのマーケットは中国企業が優勢です。

Gausium(高仙)の製品とロゴ(写真:GAUSIMU社提供)

Gausiumの強みは、技術力の高さにあります。

2023年時点で450件ほどの特許を取得しています。このうち発明特許は170件、実用新案特許は226件、意匠特許は48件と、最先端のテクノロジーを保有することを強みとしています。

この領域のリーディングカンパニーとして、長年のグローバル展開の中で、生産・研究開発・販売・サービスなどのあらゆる領域で高い水準を保ち続けているのです。

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