「DeepSeek革命→中国で進む"大変化"」驚く実態 中国在住・北京大学MBA生の考察(前編)

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北京大学MBAでのDeepseekに関する特別講義写真:筆者提供)
1月20日にリリースされたDeepSeekのR1モデルが世界に衝撃を与え、27日にはハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は3%下落した。
その後もDeepSeek登場の余波は政治やメディアにも波及し、イタリアはDeepSeekをアプリストアから排除する措置を講じた。一方で中国国内では、DeepSeekの登場が半導体規制の中でも中国AI業界を大いに発展させられる可能性がある好材料と捉えられ、中国株式市場のテック系株は上昇基調である。
報道される国やメディアによっても評価が分かれるDeepSeekだが、中国現地ではどのように捉えられ、中国経済の今後にどのような影響を与えると見られているのか
中国現地でデジタルマーケティング会社を経営し、北京大学MBAにも通う岡俊輔氏が解説する。
*【あわせて読みたい】日本人が知らない「ChatGPT」と「Deepseek」の本質的+決定的差は何なのか
*【あわせて読みたい】「現在39歳の若者は、一体どんな人物なのか…?」"DeepSeek"を生み出した新カリスマ「梁文锋」の知られざる正体

連日メディアを賑わすDeepSeek

DeepSeekに関する話題は、中国国内でもマスメディアだけでなく、各ネットメディアでも連日大きく賑わっています。

北京大学の学生の中だけでなく、関連する講義も増えており、大学教授が言及することも少なくありません

北京大学MBAでのDeepseekに関する特別講義(写真:筆者提供)

私も北京大学のクラスメイトもDeepSeekをよく使うのですが、最近は「サーバーが忙しいので時間を置いて再度使用ください(服务器繁忙,请稍后再试)」といった表示が出てきて使えなくなくなることも多く、よく愚痴を言い合ったりもしています。

DeepSeekサーバーが忙しいとの表示のキャプチャ(写真:著者提供)
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