人生の「先延ばし問題」解決するたった1つの盲点 意志の強さや努力量よりも大事な考え方がある

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

価値があるものになるといっても、これは私の書く文章が優れているからでも、本の解説が上手だからでもない。この本をすでに読み終わっている私にとっては、どんな価値を提供すればいいのかわかっているからというだけだ。まるで、手品ショーの観客の中で、1人だけマジックのタネを知っているようなものである。

それは何か? 結論から言うと「読み終わった後の姿を想像させてあげるだけで、読者がこの本を読み終えようと思えるようにできる」である。というのも、今あなたは「この本を読み終わった後の自分」を想像できていないはずだ。まるで「他人」のように感じているはずである。

どんな本なのか

あなたは今から、この本を全部読んで理解する、というそれなりに労力がかかる行動をとることになる。中には、ビジネス書の大量の文章を読むのがまったく苦ではない読者もいらっしゃるだろうが、多くの人にとっては、これは知的なトレーニングのようなもので、簡単なことではない。

読み終わった後の未来の自分を想像できないから、今、この瞬間の感情に左右されやすいはずだ。たとえば「眠い」「お腹すいた」「ゲームしたい」「面倒くさい」などである。よほど意志が強い人でもないかぎり、多少の努力なしでは読みきれないはずである。

しかし、本書を読み終えた後では、意志の強さや努力にかかわらず、なりたい自分になるための非常に強力な武器を手に入れることになる。完璧とまでは言わないまでも、語学学習、ダイエット、健康や美容のための運動などができるようになるかもしれない。その姿をまずは鮮明に想像してほしい。その姿を想像すればするほど、本書を読み進めることができるようになる。

さて、さらにこの本を楽に読めるようになるために、もう少し解説したいと思う。なぜ他の類書と違うのか、そしてどこが優れているのだろうか?

次ページお金持ちになりたいなら実行すべきこと
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事