人生の「先延ばし問題」解決するたった1つの盲点 意志の強さや努力量よりも大事な考え方がある

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まるで他人のような未来の自分と親密になるためには、多くの行動とメンテナンスが必要になる。他人と親密になるためには、何度も会話をしたり、食事をしたり、遊んだりしないといけないのと同じように、未来の自分とも、頻繁にコミュニケーションをしなければ仲よくはなれないのだ。

「自分宛てメール」を書いてみる

また、一度仲よくなったからといって、しばらくやりとりをしていなかったら疎遠になってしまうように、未来の自分との関係性も、常にメンテナンスが必要なものなのだ。本を読み終わった自分に向けてメールを打つという行動は、未来の自分と仲よくなるための最初の一歩であり、今後も長く続けられる手法の1つだろう。本書を読み終わった後に、別の本を読むときにも使えるテクニックのはずだ。

10年後の自分にメールを打つのは気恥ずかしかったり、腰が重くなってしまうという人でも、本を読み終わった後の自分にメールを送ることは、比較的ハードルが低いはずである。本書を読み進める前に、ぜひとも一度、試してみてほしい。

たった数行でもかまわない。人間関係のきっかけは、劇的な出会いであることのほうが少なく、ほとんどが大したことがない始まりだったりするのだから。

けんすう 起業家、投資家

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2003年にしたらばJBBSを運営するメディアクリップ代表取締役社長、2004年にライブドアに事業譲渡。2006年にリクルートに入社し、インターネット系の新規サービスの立ち上げに関わる。2009年に株式会社nanapiを創業、2014年にKDDIグループにM&Aされる。2019年1月にマンガコミュニティサービス「アル」を運営するアル株式会社を立ち上げる。

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