まるで他人のような未来の自分と親密になるためには、多くの行動とメンテナンスが必要になる。他人と親密になるためには、何度も会話をしたり、食事をしたり、遊んだりしないといけないのと同じように、未来の自分とも、頻繁にコミュニケーションをしなければ仲よくはなれないのだ。
「自分宛てメール」を書いてみる
また、一度仲よくなったからといって、しばらくやりとりをしていなかったら疎遠になってしまうように、未来の自分との関係性も、常にメンテナンスが必要なものなのだ。本を読み終わった自分に向けてメールを打つという行動は、未来の自分と仲よくなるための最初の一歩であり、今後も長く続けられる手法の1つだろう。本書を読み終わった後に、別の本を読むときにも使えるテクニックのはずだ。
10年後の自分にメールを打つのは気恥ずかしかったり、腰が重くなってしまうという人でも、本を読み終わった後の自分にメールを送ることは、比較的ハードルが低いはずである。本書を読み進める前に、ぜひとも一度、試してみてほしい。
たった数行でもかまわない。人間関係のきっかけは、劇的な出会いであることのほうが少なく、ほとんどが大したことがない始まりだったりするのだから。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら