「自信がない人」は簡単なことに気づいていない 自己肯定感を高められる「超簡単テクニック」を伝授

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堤防の役割はいくつかあるが、最も大きなものとして「外部からの脅威や不要な波浪を防ぎ、堤防の内側を安全かつ平穏に保つ効果」が挙げられるだろう。

これを人に置き換えてみると、この「内側」とはメンタルにあたり、「外部からの脅威」こそが、メンタルにダメージを与える存在である。

さて、では「堤防」とは何か?

ここで自身の部屋を見回し、記憶を呼び起こしてみてほしい。賞状やトロフィーをもらった経験がある人はいるだろうか? もしくは先生や上司、尊敬する人などに褒めてもらった記憶。

自分が成し遂げた事実や実績を評価する

少なくてもいい。それが事実なら全く問題ない。

その実績や記憶たち、それこそが堤防なのである。

それでは続けて、この堤防の使い方を説明しよう。

例えばの話。

先に紹介した書道全国2位の大学生は、普段生活していて、よくこう思うと言っていた。

「はぁ……私、何も取り柄ないな。書道全国2位とか、日常で役に立たないし」

これでは、堤防が堤防の役割を果たしていない。そこで、メンタルの不調や脅威に対する堤防として、しっかり前面に押し出してみよう。

「はぁ……私、何も取り柄…………………………あったわ。書道全国2位だわ」

~完~

である。事実や実績を堤防として構えることで、もはやそれ以上マイナス思考のつけ入る先がなく、完結するのだ。

大事なのはまず、自分が成し遂げた事実や実績をしっかり評価すること。次に、それを前面に押し出すこと。

自分がダメだと思う前に、実績をちゃんと見ること。本当にダメか? そんな実績まで持っているのに?

さらに言うなら、そもそもダメだと思ってはいけないんだ。それは、過去にあなたを称賛してくれた人たちの目を節穴とすることにもなりかねない。

あなた一人の判断で、あなたをダメだと判断してはいけない。

恋人のために、家族のために、先生のために、称賛してくれた人々のために、あなたは自分のことをダメだと思ってはいけないのだ。

その決意を胸に、堂々と事実のチカラを借りて心の堤防にしよう。

今、パッとしないのではない。昔がパッとしすぎているのである。

今、若い頃のように努力ができないのではない。今そんな若い頃のような無尽蔵の体力を必要とする努力をしたら、物理的に死ぬからしょうがないのである。

「私の実績は大したことない」、なんてことはない。

第三者があなたを称賛した、その事実は紛れもないあなたの素晴らしい実績だ。何度祝っても足りないくらいだ。

なんだかめでたいな、シャンパン開けよう。

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アルファポリスビジネス編集部

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