天然木の家に「今はひとり」42歳起業家の暮らし 「人が好き」でも家族・夫婦の枠組みは息苦しい

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ドライフラワーにしたプレゼントの花
プレゼントの花はドライフラワーにして、家の小さなスペースに飾る(写真:大澤誠撮影)
譲り受けたアンティークの机
譲り受けたアンティークの机はサイドボード風に壁際に置いて、植物や小物をディスプレイ(写真:大澤誠撮影)

「頻繁に訪れている沖縄で自分へのお土産を買ってきて、それを飾ったりもするんですけど、雑貨類は、ほとんどがいただきものなんです。家に遊びにくる友人が置いていったり、誰かからプレゼントされたり。例えば、窓際の机は友人のお父さんが亡くなられたときに、譲っていただいたものです」

「ひとり暮らし」ならではの時間

前のパートナーの好みに従って建てた家に、今もひとりで住み続ける糟谷さん。

「わだかまりはまったくないですね。ちょっと変わった家だからこそ、気持ちが切り替わるし、木の香りにも癒やされる。彼女がこの家を選んでくれて、よかったと思っています。

普段は睡眠時間込みで9時間弱しか自宅にいませんが、そのなかで豆からコーヒーを淹れて、本を読んだり映画や動画を見たり。家には仕事を持ち帰らず、ゆっくりと過ごすようにしています。

そうやって自分を解き放って心を遊ばせるなかで、仕事の新しいアイデアや、課題の解決方法がひらめくことがあるんです。ひとり暮らしならではの、貴重な時間ですね」

書棚
書棚には専門書から流行の文芸作品まで幅広いジャンルの本が(写真:大澤誠撮影)
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