「頻繁に訪れている沖縄で自分へのお土産を買ってきて、それを飾ったりもするんですけど、雑貨類は、ほとんどがいただきものなんです。家に遊びにくる友人が置いていったり、誰かからプレゼントされたり。例えば、窓際の机は友人のお父さんが亡くなられたときに、譲っていただいたものです」
「ひとり暮らし」ならではの時間
前のパートナーの好みに従って建てた家に、今もひとりで住み続ける糟谷さん。
「わだかまりはまったくないですね。ちょっと変わった家だからこそ、気持ちが切り替わるし、木の香りにも癒やされる。彼女がこの家を選んでくれて、よかったと思っています。
普段は睡眠時間込みで9時間弱しか自宅にいませんが、そのなかで豆からコーヒーを淹れて、本を読んだり映画や動画を見たり。家には仕事を持ち帰らず、ゆっくりと過ごすようにしています。
そうやって自分を解き放って心を遊ばせるなかで、仕事の新しいアイデアや、課題の解決方法がひらめくことがあるんです。ひとり暮らしならではの、貴重な時間ですね」
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