天然木の家に「今はひとり」42歳起業家の暮らし 「人が好き」でも家族・夫婦の枠組みは息苦しい

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自宅風景
厚労省の調査によると、2023年の「ひとり暮らし」世帯は全体の34%を占め、統計開始以来、過去最多に(写真:大澤誠撮影)
日本では、ひとりで暮らす人が増加している。国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、約10年後には日本の平均世帯数が2人以下になるという。
多数派になりつつある「ひとり暮らし」だが、事情はさまざまだ。ずっとひとり暮らしの人もいれば、これから他者と暮らす人、また他者と暮らしていたがひとりになった人もいるだろう。本連載では「ひとり暮らし」をする人をその自宅でインタビューし、暮らしぶりや心のうちをひもといていく。
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東京で別荘暮らし?天然木の一軒家

東京で訪問看護や飲食関連の企業を経営する糟谷明範さんは、京王線沿線の多摩エリアにある一軒家で、ひとり暮らしをしている。駅から10分ほどの場所、住宅地のなかにある洗練されたログハウスが糟谷さんの自宅だ。

ログハウスの外観
グレイ系の色合いが洗練されたビンテージ感を醸すログハウス(写真:大澤誠撮影)

家に入ると漂う新鮮な木の香り。モノが少ないリビングの一角には、薪ストーブが置かれている。周囲からの視線を遮る庭木の配置が絶秒だ。吹き抜けの空間を通して木漏れ日が屋内に降り注ぐ。

先ほどまで都会の喧噪の中にいたことを遠くに感じる。

【画像22枚】心地よい雰囲気が漂う"ログハウス"でのひとり暮らし
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