一人暮らしをしている人の住まいとライフスタイルに焦点をあてた連載「だから、ひとり暮らし」。第4回は神奈川県川崎市の木造アパートで、2匹の猫と暮らす大工、三原悠太郎さんを取材した。
昭和レトロな格安アパートをDIY
職業は大工。現在30歳になったばかりだという三原悠太郎さんが住んでいるのは、川崎市「溝の口」駅近郊にある家賃6万円の木造アパートだ。
アパートは2階建てで、古びた鉄骨の階段と外廊下がある、昭和の典型的な建物。急な階段を踏みしめながら2階に上がると、周囲の街並みが見渡せた。溝の口駅周辺の賑やかさとは一変し、この辺りはのんびりとした空気が流れている。
三原さんの部屋は、古いアパートならではの畳や広い押入れなどの要素を活かしつつ、DIYで現代的に整えられていた。
間取りは2Kで、部屋を仕切るふすまを外して1Kのようにして使っている。自作の家具による収納の工夫からか、部屋は実際より広く感じる。大工道具や趣味の楽器など、三原さん自身を構成する多様な要素が、無理なく納まっていた。
「いろいろ工夫しているからといって、この部屋に満足しているわけじゃないですよ! 『いつかもっと相応しい家に引っ越したい』と、常に思っています」と、三原さんは語る。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら