
やすさんが出会った、ネザーランドドワーフ(写真:やすさん提供)
かつてペットといえば「犬か猫」が当たり前だった。だが近年、都市部を中心に静かに広がっているのが、「小動物」との暮らしである。
ハムスター、文鳥、レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)、ハリネズミ、デグー――。
ハムスター、文鳥、レオパ(ヒョウモントカゲモドキ)、ハリネズミ、デグー――。
ペット不可あるいは「小動物のみ可」の集合住宅でも受け入れやすく、また、共働き・単身者・子育て家庭など多様なライフスタイルにフィットしやすい。
この連載では、「ワンでもニャンでもない家族」と暮らす人々に話を聞き、制約の多い都市生活のなかで見つけた、“静かで確かなつながり”を探っていく。
第2回となる今回は、ウサギと猫と暮らす男性に話を聞いた。
『もふもふ』を求め、ペットショップへ行くと…
人生で立ち止まったとき、人は『もふもふ』を求める。
地方都市で在宅エンジニアとして働くやすさん(仮名)もその一人だ。人生の岐路に立ったとき、彼もまた、もふもふ、ふわふわしたものを求めた。
幼いころからずっと、犬や猫のいる生活に憧れていた。毎年クリスマスの願いは、いつも犬か猫。しかし、マンション暮らしだったやすさん一家のもとに、サンタからペットが届くことはなかった。
当時やすさんは7年間連れ添った妻と別々の道を歩むことを決め、一人暮らしを始めたばかり。自分次第で犬でも猫でも飼える。完全在宅のエンジニア職なので、留守番で寂しい思いをさせることもない。なにより彼自身、心に空いた穴をもふもふしたもので埋めたいという気持ちがあったのかもしれない。
本連載では、小動物を飼育されている方を対象に、取材にご協力いただける方を募集しています。ご協力いただける方はこちらのフォームからご応募ください。
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