「ぽぽちゃんと暮らして、一番感動した瞬間でした。目を閉じて眠るのは、僕を信頼してくれた証なんです」


ぽぽちゃんの「ある行動」が示すもの
ぽぽちゃんと暮らして一年、人ひとり、ウサギ1匹の群れでの落ち着いた生活。ぽぽちゃんというパートナーを得て、やすさんの心に空いた穴は、もふもふしたウサギでぴったりと塞がれた。しかし、ぽぽちゃんの「ある行動」が、晴れ渡った心に薄い雲を引いていった。
ある日やすさんは、ぽぽちゃんがウサギのぬいぐるみに一生懸命毛づくろいをしているのを見かけた。ひととおり終わると、「今度は自分の番」と言わんばかりに、背中を向けてじっと待っている。野生下では、群れの仲間がお互いに毛づくろいをし合うのだ。

じっと毛づくろいを待つ背中を見て、やすさんは気づいた。ぽぽちゃんの心の穴は、やはりもふもふしたもので埋めるしかないのだと。
後編『「半年かけて徐々にならした」《猫とウサギ》天敵になりうる2匹が"寄り添い眠る"ほど仲良しになるまで』では、ぽぽちゃんのもとに訪れた新たな“相棒”について、じっくり紹介する。
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