
今年1月に米国で発表した「ゼロ」シリーズのスポーティーセダン「サルーン」(左)とSUV(右)(写真:ホンダ)
2040年に世界で売る新車をすべてEV(電気自動車)、FCV(燃料電池車)にする「脱エンジン」を掲げていたホンダ。しかし、ここ数年で市場環境は激変。当初もくろんでいた、EVを通じた‟第2の創業”にも黄色信号が灯る。本特集では、もがく業界の異端児の全体像を追う。
2026年、ホンダはEV(電気自動車)の新ブランド、「Honda 0(ゼロ)」シリーズを発売する。
スポーティーセダン「サルーン」とSUV(スポーツ用多目的車)の2車種を皮切りに、年1車種ずつ追加し、全世界で計7モデルを展開する計画を表明済みだ。
EVで出遅れたホンダにとって「ゼロ」は巻き返しの切り札だ。同時に技術、ブランディング、事業モデルの面でも挑戦尽くしの商品となる。
新たなビジネスモデル創出も担う
サルーンはF1で磨いた空力性能を追求した低全高スタイルを採用しつつも、既存モデルにない広い室内空間を確保。大きなタッチパネルも搭載し先進性をアピールする。大衆車ブランドのホンダのイメージを刷新する狙いだ。
ゼロは新たなビジネスモデル創出も担う。今年1月の米テクノロジー見本市CESで披露された独自の車載OS(基本ソフト)「ASIMO(アシモ)OS」を採用し、自社開発の人工知能も搭載する。
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