
コメダと双璧をなす老舗喫茶店「コンパル」をご紹介します(筆者撮影)
出張先でご当地グルメを楽しみたいけれど、個人店は選びづらい――そんな時に頼れるのがローカルチェーン。本連載では、出張者目線で人気ローカルチェーンを紹介。
第15回は東海エリアを拠点にするフリーライターの山田智子が、喫茶王国・愛知を代表する老舗喫茶店「コンパル」を紹介する。
一時期、名古屋駅を歩いていると、外国人観光客からある店までの行き方を頻繁に聞かれた。「ここに行きたいのですが……」と差し出されたスマホを覗くと、目的の場所は「コンパル」。知っていれば徒歩で2、3分の場所なのだが、名古屋駅の地下街は迷路のように入り組んでいる。初めての人には地図があっても難しい。英語は得意ではないのだが、あまりにたびたび聞かれるので、コンパルへの道順は説明できるようになった。
外国人観光客が殺到するコンパルとは?
外国人観光客が目指すコンパルとは“喫茶王国・愛知“を牽引してきたローカルチェーンの喫茶店のことだ。47都道府県に1000店舗以上を構える「コメダ珈琲店(以下、コメダ)」のような全国的な知名度はないものの、中京エリアではしばしばメディアに登場するコメダと双璧をなす存在。戦後間もない昭和22(1947)年の創業で、歴史は1968年創業のコメダよりも長い。
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