東京「どの駅」「どの区」が今後、価値が上がるのか 「昼間人口比率」に見る「住むべきエリア」正解は

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昼間人口の決め手のひとつに、交通アクセスがある。

東京圏で「交通アクセスの指標」となる駅は、5つある。次に示す5駅に近いエリアは、価格は高いが、将来も値上がりの可能性が高い。

【東京圏における5つの指標駅】

・東京駅(千代田区・中央区)
・品川駅(港区・品川区)
・渋谷駅(渋谷区・目黒区)
・新宿駅(新宿区、中野区)
・池袋駅(豊島区)

ちなみに、東京駅と品川駅、渋谷駅と新宿駅は、エリアとしての境目が明確でなく、統合される方向で動いていると見られている。

もともと新宿駅は渋谷区に属する部分があり、品川駅はオフィスビルやタワマンが急速に増えている港区に立地する。

データで見る「23区の昼間人口」ベスト5は?

次に、昼間人口比率の多い23区内の区と、昼間人口の多い23区内の区を、2020年のデータでチェックしてみよう。

【昼間人口比率が多い区ベスト5】
*( )内は定住人口100人当たりの昼間人口

①千代田区(1753)
②中央区(456)
③港区(453)
④渋谷区(259)
⑤新宿区(258)

5区とも過去より増えているが、港区が大きく伸びている。

【昼間人口が多い区ベスト5】

①港区(118万人)
②千代田区(116万人)
③新宿区(90万人)
④世田谷区(80万人)
⑤中央区(77万人)

1位は港区。過去に首位だった世田谷区は順位も人口も大きく落とし、次回調査はベスト5圏外となるだろう

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