「〇〇が丘」「〇〇台」は過去に乱開発された住宅地?
過熱する不動産市場によって、東京23区だけでなく、地方でも都市部ではマンション価格が高騰している。
その結果、首都圏では23区外の多摩地域や横浜、川口など、地方でもいわゆる郊外に住宅を求めざるをえないという人が増えていくだろう。暴騰する都心での住宅購入に手が届かず、周辺エリアで手を打つ層が増えたためだ。
このような状況の中、住宅を選ぶ際に注意してほしいことがある。
それは、そのエリアの地形である。
外見上の人口爆発によって、50〜60年ほど前から無理な開発によってつくられた坂の多い町は、「〇〇が丘」「〇〇台」などと名づけられることが多かった。
筆者が長期間観察してきたのは、神奈川県横須賀市のハイランドや奈良県生駒市の鹿ノ台などだ。
住民の高齢化が進む一方のこれらの地域は、人口減や空き家増に翻弄され、驚くほどの「旧・新興住宅地」の様相を呈している。
これらの地域は、今後ますます少子高齢化、地価暴落、空き家増、店舗閉鎖、気候変動による豪雨災害などの憂き目に遭うだろう。
今回は「〇〇が丘」「〇〇台」などのエリア、全国各地の坂の町について考えてみよう。
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