災害大国日本で「一生ものの家」を持つことのリスク
これから家を買おうとする人、あるいは将来家を持ちたい人は、次のような疑問を抱いているはずだ。
「どこに、何を、いくらで、いつ買えばよいのか」
この疑問に対する正解を答えるのは簡単なことではない。
予算や通勤、家族構成といった個人的な事情もあるだろう。
そのうえ、日本は超がつくほどの「災害大国」だからだ。
国土交通省が2020年に公表した、各都道府県内の総人口に対する災害リスク地域内に居住する人口割合は、東京都で95%、愛知県が96%。日本はどこに住んでも「危ない」 状況だ。
災害リスクには洪水、土砂災害、地震、津波があるが、これに火山の噴火などは含まれていない。
また、2024年元日に大地震が襲った能登半島は、ごく一部を除いて安全なエリアとされていた。
30年内に首都直下型地震が起きる確率は7割とされる。
どれほど科学が進歩しても、「大地震がどこで、いつ、何時ごろ起こるのか」は、正確に予測することはできない。
このように、災害リスクが極めて高い我が国で、マイホームを持とうとするにあたって、結論はこうだ。
「家は一生に一度の買い物」という考えを捨て、人生で2度以上売買する。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら