「家を買って後悔する人」の超残念な「住宅偏差値」 ○×でチェック!「大損する人」の共通NGは?

✎ 1〜 ✎ 9 ✎ 10 ✎ 11 ✎ 12
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
悲しい表情の家の模型
不動産についての「間違った思い込み、古い価値観」を確認できるチェックリストを紹介する(写真:Werayuth/PIXTA)
住宅購入は人生で一番大きな買い物。それは令和の現在も変わらない。しかし東京23区では新築マンションの平均価格が1億円を超えるなど、一部のエリアでは不動産価格の高騰が止まらない。
不動産市場の変遷や過去のバブル、政府や日銀の動向、外国人による売買などを踏まえ、「これからの住宅購入の常識は、これまでとはまったく違うものになる」というのが、新聞記者として長年不動産市場を研究・分析してきた筆者の考え方だ。
新刊2030年不動産の未来と最高の選び方・買い方を全部1冊にまとめてみたでは、「マイホームはもはや一生ものではない」「広いリビングルームや子ども部屋はいらない」「親世代がすすめるエリアを買ってはいけない」など、新しい不動産売買の視点を紹介。変化の激しい時代に「損をしない家の買い方」をあらゆる角度から考察する。
今回は、不動産についての「間違った思い込み、古い価値観」を確認できるチェックリストを紹介する。

「古い価値観」で対処しようとする人が多すぎる

2030年不動産の未来と最高の選び方・買い方を全部1冊にまとめてみた
『2030年不動産の未来と最高の選び方・買い方を全部1冊にまとめてみた』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

最近の日経平均株価の激しい変動は、為替の動きに連動することが大きな要因だ。

もちろん、直前の米国株式市場の動向にも強く影響される。

不動産市場においても、円安を契機に売買に参加する外国人が増え、外国通貨建てで見た日本の不動産価値の評価は、かつてないほど大きな存在になっている。

株もそうだが、不動産も為替連動要素から見れば、短期の値動きは読みにくくなっている

しかも、多くの人は、古い価値観にもとづいた「不動産に対する思い込み」でがんじがらめになっている。

先の見えない不動産市場で、これから家を買おうとする人に「〇×クイズ」を出したい。

数分でできるので、ぜひ試してみてほしい。

まずは、購入についてチェックしてみよう。

①「購入についての思い込み」をチェック

✔「マイホームは一生に一度の買い物」である
✔家はできるだけ長期ローンで買いたい
✔住宅ローンは固定金利か変動金利かの二者択一だ
✔今後金利が上昇するといわれるが、変動幅は大きくても数%なのであまり気にする必要はない。金利よりも不動産価格を注視すべきだ
✔不動産の相場を見るとき、日銀の動向を考慮に入れる必要はない

上記の項目について、〇(正しい)か×(正しくない)か、答えてみてほしい。

次ページあなたは価値観のアップデートができている?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事