住宅購入は人生で一番大きな買い物。それは令和の現在も変わらない。しかし東京23区では新築マンションの平均価格が1億円を超えるなど、一部のエリアでは不動産価格の高騰が止まらない。
不動産市場の変遷や過去のバブル、政府や日銀の動向、外国人による売買などを踏まえ、「これからの住宅購入の常識は、これまでとはまったく違うものになる」というのが、新聞記者として長年不動産市場を研究・分析してきた筆者の考え方だ。
新刊『2030年不動産の未来と最高の選び方・買い方を全部1冊にまとめてみた』では、「マイホームはもはや一生ものではない」「広いリビングルームや子ども部屋はいらない」「親世代がすすめるエリアを買ってはいけない」など、新しい不動産売買の視点を紹介。変化の激しい時代に「損をしない家の買い方」をあらゆる角度から考察する。
今回は、不動産についての「間違った思い込み、古い価値観」を確認できるチェックリストを紹介する。
「古い価値観」で対処しようとする人が多すぎる
最近の日経平均株価の激しい変動は、
もちろん、直前の米国株式市場の動向にも強く影響される。
不動産市場においても、
株もそうだが、不動産も為替連動要素から見れば、
しかも、多くの人は、古い価値観にもとづいた「不動産に対する思い込み」でがんじがらめになっている。
先の見えない不動産市場で、これから家を買おうとする人に「〇×クイズ」を出したい。
数分でできるので、ぜひ試してみてほしい。
まずは、購入についてチェックしてみよう。
①「購入についての思い込み」をチェック
✔「マイホームは一生に一度の買い物」である
✔家はできるだけ長期ローンで買いたい
✔住宅ローンは固定金利か変動金利かの二者択一だ
✔今後金利が上昇するといわれるが、変動幅は大きくても数%なのであまり気にする必要はない。金利よりも不動産価格を注視すべきだ
✔不動産の相場を見るとき、日銀の動向を考慮に入れる必要はない
✔「マイホームは一生に一度の買い物」である
✔家はできるだけ長期ローンで買いたい
✔住宅ローンは固定金利か変動金利かの二者択一だ
✔今後金利が上昇するといわれるが、変動幅は大きくても数%なのであまり気にする必要はない。金利よりも不動産価格を注視すべきだ
✔不動産の相場を見るとき、日銀の動向を考慮に入れる必要はない
上記の項目について、〇(正しい)か×(正しくない)か、答えてみてほしい。
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