「家を買って後悔する人」の超残念な「住宅偏差値」 ○×でチェック!「大損する人」の共通NGは?

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不動産市場では、情報の多くを業界・業者側が握っている。

一生に1度か2度しか家を買わない消費者が、公平な立場に立つことはない。

不動産売買において「消費者はカモである」くらいに思っておいたほうがよい。

相手の話を鵜呑みにするのでなく、最低限の知識と時代に合わせた正しい価値観を身につけ、自分の頭で考えることが大切だ。

(ただし、消費者がプロ並みの知識をつけようとすればうまくいくのかといえば、そういうわけでもない。政府や業界が用意した、彼らにとって都合のよいシナリオを覚え込まされる可能性もあるからだ)

「古臭い知識や価値観」なら、ないほうがマシ

さて、結果はいかがだっただろうか?

8割以上正解できたという人もいれば、正解率が5割以下という人もいるかもしれない。また、不動産のことはよくわからない、という人もいるだろう。

しかし、誤答が多くても心配することはない。

ひとつ言えることは、これまで「正しい」とされてきた不動産の常識は、役に立たないものがどんどん増えていく。

むしろ、よけいな知識があるほうが邪魔かもしれない

「古い思い込み」を引きずるよりも、何も知らないまっさらな状態で、変化する時代の新しい常識・価値観を身につけるほうが、これからの「勝ち組」になれるかもしれない。

山下 努 不動産ジャーナリスト

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やました つとむ / Tsutomu Yamashita

朝日新聞経済記者、朝日新聞不動産業務室員を経て、現在はフリーの経済ジャーナリスト・経済アナリスト。1986年朝日新聞社入社、大阪経済部、東京経済部、『ヘラルド朝日』、『朝日ウイークリー』、「朝日新聞オピニオン」、『AERA』編集部、不動産業務室などに在籍。2023年朝日新聞社退社。不動産業(ゼネコン、土地、住宅)については旧建設省記者クラブ、国土交通省記者クラブ、朝日新聞不動産業務室などで30年以上の取材・調査経験を誇る。不動産をはじめとする資本市場の分析と世代会計、文化財保護への造詣が深く、執筆した不動産関連の記事・調査レポートは1000本以上に及ぶ。

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