「ネガティブ思考な人」が誤解している3つのこと 「いつでもポジティブな人」の方が実は危険

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自分の感情がわからないという人こそ、「愚痴る」行為を通して心のリハビリを始めていきましょう。

話すのはSNSより浄化効果が高い

ネガティブな自分のゆるし方
『ネガティブな自分のゆるし方』(クロスメディア・パブリッシング)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

ネガティブな人の中には、「話すのではなく、SNSで愚痴るのはダメですか?」と聞く方もいます。

私の考えとしては、「人に話す」と「SNSに書く」では、圧倒的に前者の方がおすすめです。理由は、文字数制限のあるSNSよりも言葉で話す方が、はるかに情報量が多いからです。

SNSでの発信も悪くはないのですが、投稿に対する反応で傷つくこともあるかもしれません。それを考えると、「愚痴る」場所をSNSに求めるのは避けるのが賢明な判断です。

また、そのときに起こった事実や感じた気持ちを細かく補足できるのも「話す」メリットの1つです。

微妙なニュアンスまで伝えることで、さらに感情の整理が行われ、自分が何に対してモヤモヤしていたのか、ネガティブな感情を抱いていたのかがはっきりしてくるのです。

まずは、ネガティブ感情を悪いものだと決めつけずに、否定しないことから始め、自己コントロールに役立てていただければ幸いです。

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大野 萌子 日本メンタルアップ支援機構 代表理事

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おおの もえこ / Moeko Ohno

法政大学卒。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ資格認定機関)代表理事、産業カウンセラー、2級キャリアコンサルティング技能士。企業内健康管理室カウンセラーとしての長年の現場経験を生かした、人間関係改善に必須のコミュニケーション、ストレスマネジメントなどの分野を得意とする。現在は防衛省、文部科学省などの官公庁をはじめ、大手企業、大学、医療機関などで年間120件以上の講演・研修を行い、机上の空論ではない「生きたメンタルヘルス対策」を提供している。著書に『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)がある。

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