新「Galaxy」生成AIで大きく進化した驚きの中身 インパクトが大きいのは「リアルタイム通訳」

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Galaxyならではなのが、角度補正。撮った写真が微妙に斜めになってしまい、水平が取れていないときに、角度を補正するとしよう。この場合、通常だと写真の端に空白ができてしまう。一般的な画像編集アプリでは、空白ができないように写真を切り抜く必要がある。角度が大きければ大きいほど、カットされる部分の面積が広くなり、水平が取れた一方で画像が小さくなってしまう難点があった。

スマホ
被写体の一部を移動させたり、角度を補正したりすると空白ができる。この部分を、生成AIで描き足せる(筆者撮影)

これに対し、Galaxy AIの生成AI編集では、傾きを補正したあと足りなくなった端を、生成AIで描き足すことができる。元々の写真を参考にしつつ、生成しているため、突拍子もない仕上がりになることも少ない。背景が単調だったり、遠目で見たりすれば、端だけ生成AIで継ぎ足していることはわかりづらいはずだ。この機能はPixel 8/8 Proの編集マジックにはない。

動画を長押しでスローモーション再生

人物を移動させたり大きさを変えたりといった編集は大胆で目を引く一方で、実用性がどこまであるのかは微妙なところ。これに対し、角度補正で足りなくなった背景を描き足す機能は、さりげない生成AIの使い方ゆえに実用性が高い。

また、映像関連では、動画を長押しするだけで自動的にスローモーション再生になる機能もおもしろい。これも、単に再生速度を遅くしているのではなく、本来、スローモーション動画を撮る際に足りないフレームを生成AIが追加することで実現している。このように、Galaxy S24/S24 Ultraは生成AIを全面的に取り込むことで、その機能を大きく進化させている。AIモデルを開発したグーグル以上に、その実装方法が考え抜かれていると言えそうだ。

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石野 純也 ケータイジャーナリスト

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いしの じゅんや / Junya Ishino

大学卒業後、出版社の宝島社に入社。IT関連の雑誌、書籍を編集する部署で、数々のケータイ関連誌を立ち上げる。独立後は、ジャーナリスト/ライターとして、モバイルに関連した幅広い企業を取材。ウェブサイトや雑誌を中心に、執筆活動を行う。ネットワークから端末、コンテンツまで、モバイルに関する全レイヤーをカバーする。主な著書は『ケータイチルドレン』(ソフトバンク)、『モバゲータウンがすごい理由』(マイナビ)。iPhone、スマートフォン関連の解説書なども、多数手掛けている。

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