プライバシーの塊「LINE」、ロック画面の通知設定から隠しスペースまで 知っておくべきAndroidスマホのセキュリティ対策

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Androidのプライベートスペース
プライベートスペースを設定すると、インストールしたアプリを丸ごと隠すことが可能だ(筆者撮影)
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LINEなどのメッセンジャーアプリは、プライバシーの塊。厳重に管理しておきたいという人は多いだろう。端末本体にロックをかけておくのはもちろん、より踏み込んだ対応もしておきたい。うっかりロックを解除したまま席を離れたすきに中身を見られたり、寝ている間に指紋認証を使われてロック解除されてしまったりといったリスクも、起こりうるからだ。

芸能人のように、秘密にしておきたいやり取りはないとしても、メールなどから仕事上の機密情報がもれてしまう可能性はある。LINEは、通知にトークの中身をある程度細かく表示する機能があるため、ロック中にこれが表示されないよう設定しておくのは重要。また、画面を消してから画面ロックがかかるまでの時間も見直しておくようにしたい。

Androidの場合、機種によって機能が異なるため、ひとくくりにはできないが、画面ロック以上のセキュリティを実現する機能を搭載した機種が多い。例えば、丸ごと普段とは別のアプリをインストールできるスペースを作れる「プライベートスペース」は、その1つだ。プライベートスペースはAndroid 15の機能だが、機種によってはそれ以前のバージョンに近い機能を実装していることもある。ここでは、そんなセキュリティの基本から応用までを一気に解説していきたい。

通知バレしないよう、ロック時は非表示に

LINEは、通知の際にポップアップされる情報の量が多く、テキストだと中身を読めてしまう。この状態で、かつロックされたままでも通知の中身が見えるような設定になっていると、届いたトークの中身はほぼ丸見え。能動的に見ようと思っていなくても、目に入ってしまう可能性がある。セキュリティ的にはかなり緩い状態なので、こうした設定になっている場合には見直しが必要だ。

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