日本ユーザーからヒント「Google Pixel」の新機能 12月の「ソフトウェアアップデート」で追加

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Pixel Drop
Pixel Dropは、システムアップデートの一環。「設定」の「システム」にある「ソフトウェアのアップデート」で最新バージョンが適用されるかどうかをチェックしたい(筆者撮影)
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数多くあるAndroidスマホの中でも、Pixelはやや特別な存在だ。OSを開発するグーグル自身が手がけている端末ということもあり、アップデートがいち早く行われ、その対象期間も最新モデルのPixel 9シリーズでは最大7年と非常に長い。さすがに7年ともなると、バッテリーなどハードウェアの方が先にダメになってしまいそうだが、最新のソフトウェアが常に適用される安心感は大きい。

こうしたOSアップデートやセキュリティアップデートとは別に、グーグルは「Pixel Drop」と呼ばれる機能追加も定期的に行っている。他メーカーのAndroidスマホも、OSのバージョンアップに合わせて新機能が載ることはあるが、Pixelのそれは非常に高頻度。8月と9月に発売になった「Pixel 9」シリーズにも、すでに10月と12月の2回、Pixel Dropが降ってきている。

Pixel Dropの中には既存の機能を改善したようなものだけでなく、スマホの使い方を大きく変えるようなものまである。既存のユーザーがうれしいのはもちろん、新モデルを買い控えていた人が、再びPixelシリーズの購入を検討するきっかけにもなりうる。ここでは、ここ2回のPixel Dropの中から、注目しておきたい新機能をピックアップしていきたい。

操作をより簡単にするシンプル設定

12月のPixel Dropとして配信された新機能の中でおもしろいのが、新たなユーザーインターフェース「シンプル設定」だ。実はこの機能、日本のユーザーに着想を得て開発されたといい、より快適に操作できるようになることを目指している。設定すると、文字やアプリのアイコンがグッと大きくなり、戻るなどの操作を行うためのナビゲーションボタンも表示される。

このシンプル設定の画面に、連絡先の写真とともに電話やメッセージのアイコンを大きく表示するウィジェットを配置すれば、シニア向けの簡単操作を売りにするスマホに近い見た目になる。また、上記のようにユーザーインターフェースが変わるだけでなく、タッチパネルの感度も向上するほか、壁紙のコントラストも高くなるという。

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