「機密情報を生成AIで扱える」最新PCの重要な工夫 オンデバイスAIがパソコンのビジネスユースを変えるか

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dynabook XP9
シャープ傘下のDynabookは、ローカル環境で動作する生成AIアプリを搭載したPC「dynabook XP9」を発表した。4月中旬に発売する(筆者撮影)
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ChatGPTやGeminiなどのクラウドベース生成AIが普及してから、すでに1年が経った。その間にクローズアップされてきたのが、企業の機密情報や個人のプライバシーを含むデータをどう安全に扱うかという課題だ。

クラウドにデータを送らずに生成AIを利用できないだろうか――。そんな要望に応える解決策の1つとして、Dynabookが1月23日に発表した新たなノートPCは注目に値する。

プロンプトなしで翻訳・要約、すべてローカルで完結

今回発表された14型モバイルノート「dynabook XP9」(法人向けは「dynabook X94」)の最大の特徴は、ローカル環境で動作する生成AI機能(オンデバイスAI)だ。

チャットアプリとしては同社独自の「Dynabook AIアシスタント」を搭載。文章の翻訳や要約をクラウドに情報を送ることなくローカルですべて完結できるようにしている。

画面
端末上で動作し、機内モードでも使えるAIチャットツールを搭載する。画面は開発中のもの(筆者撮影)
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