お金や投資の心得をじっくり解説する。

ジム・ロジャーズ(Jim Rogers)/投資家。1970年代にジョージ・ソロスとクォンタム・ファンドを設立。驚異的なリターンを上げる。37歳で引退。その後、米コロンビア大学で金融論を指導する。テレビやラジオなどでも活躍(撮影:Luxpho Pte Ltd(原))
新NISAが始まり、日経平均株価は4万円時代へ。マイナス金利も解除され、経済や投資の環境は一変した。
『週刊東洋経済』4月6日号の特集は「株価4万円時代の『お金』超入門」だ。その道のプロ達を伴走者に、今こそ「お金」について考えよう。
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『週刊東洋経済 2024年4/6号[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら
ウォーレン・バフェット氏、ジョージ・ソロス氏と並び世界3大投資家と称されるのが、ジム・ロジャーズ氏である。そのロジャーズ氏にお金や投資についての心得をじっくり聞くことができた。あなたは投資の鉄人になれるか。
──いったい、お金はどういう人、どういう所に集まるのでしょう。
お金は知識とスキルを持っている人に集まるものだ。エンターテインメントもスキルだよ。歌を歌うテイラー・スウィフト、有名な経済コメンテーター……。人が欲しがるものを持っていれば、お金は集まってくるんだ。
50年前にひどい石油不足があっただろう? 大量の原油を抱える中東にお金が吸い寄せられた。人々が必要としているもの、欲していると思っているものでもいい、それらを手に入れることだ。
同じようなことが繰り返される
だが、注意すべきこともある。ラジオ、テレビ、コンピューター……これらが世に出てきたとき、人々は大興奮して、お金をつぎ込んだ。「この時代は永遠に続く」とね。でも勘違いだった。
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