「第2次トランプ政権」の誕生に世界はどう備えるべきか。
新NISAが始まり、日経平均株価は4万円時代へ。マイナス金利も解除され、経済や投資の環境は一変した。
『週刊東洋経済』4月6日号の特集は「株価4万円時代の『お金』超入門」だ。その道のプロ達を伴走者に、今こそ「お金」について考えよう。
※本記事は2024年4月6日6:00まで無料で全文をご覧いただけます。それ以降は有料会員限定となります。
11月の米大統領選挙は、さまざまな意味で史上初めての事柄が重なり、不確定要素も多い。
トランプ氏は2021年の連邦議会占拠事件をはじめとする、多くの訴訟を抱えている。バイデン大統領は81歳という前例のない高齢で、健康を懸念する声も高い。
「アメリカにはほかに人材がいないのか?」とよく聞かれる。
優秀な人材はいるが、求められるものが多い。まず集金力だ。とくに大統領選では1兆円近くの資金が必要になる。そして、時流に合った政策、圧倒的知名度、政党をまとめるキャリアが求められる。これにより、ある程度の年齢が必然となってしまう。また77歳という年齢を感じさせない、破天荒なトランプ氏が民主党の相手だ。対極である老練なバイデン氏が唯一の対抗馬であるのは理解できる。何よりも、一度トランプ氏に勝った経験は、民主党がバイデン氏を外せない強い根拠となっている。
最後まで何が起こるかわからない
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