「第2次トランプ政権」の誕生に世界はどう備えるべきか。


11月の米大統領選挙は、さまざまな意味で史上初めての事柄が重なり、不確定要素も多い。
トランプ氏は2021年の連邦議会占拠事件をはじめとする、多くの訴訟を抱えている。バイデン大統領は81歳という前例のない高齢で、健康を懸念する声も高い。
「アメリカにはほかに人材がいないのか?」とよく聞かれる。
優秀な人材はいるが、求められるものが多い。まず集金力だ。とくに大統領選では1兆円近くの資金が必要になる。そして、時流に合った政策、圧倒的知名度、政党をまとめるキャリアが求められる。これにより、ある程度の年齢が必然となってしまう。また77歳という年齢を感じさせない、破天荒なトランプ氏が民主党の相手だ。対極である老練なバイデン氏が唯一の対抗馬であるのは理解できる。何よりも、一度トランプ氏に勝った経験は、民主党がバイデン氏を外せない強い根拠となっている。
最後まで何が起こるかわからない
この記事は有料会員限定です。
(残り 841文字 です)
【4/30(水)まで】 年額プラン2,000円OFFクーポン 配布中!
詳細はこちらから
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
無料会員登録はこちら
ログインはこちら