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グローバル企業に投資するための必須キーワード エクイティースプレッド、VUCA、レジリエンス…

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企業経営や経営環境に関するキーワードを理解しよう。

一万円札の上にビジネスパーソンのミニチュアと地球儀
(写真:tsukat / PIXTA)

特集「株価4万円時代の「お金」超入門」の他の記事を読む

新NISAが始まり、日経平均株価は4万円時代へ。マイナス金利も解除され、経済や投資の環境は一変した。
『週刊東洋経済』4月6日号の特集は「株価4万円時代の『お金』超入門」だ。その道のプロ達を伴走者に、今こそ「お金」について考えよう。

グローバル競争の激化やデジタル化の進展、少子高齢化などへの対応が求められる中、株式市場や企業経営の現場ではどのようなキーワードが注目されているのか。株式市場の動向に詳しいニッセイ基礎研究所・金融研究部の研究員、森下千鶴氏と、大手企業の経営人材育成に強みを持つ、人材開発・組織開発を支援するセルム社長の加島禎二氏に聞いた。

 

株式市場・投資関連のキーワード

株式市場や株式投資に関連するキーワードとして、森下氏は株主資本コストエクイティスプレッド「投資家と企業の対話ガイドライン」コンプライ・オア・エクスプレインなどを挙げる。

『週刊東洋経済 2024年4/6号[雑誌]』(東洋経済新報社)書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。定期購読の申し込みはこちら

東京証券取引所が2023年3月に公表した「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」によると、プライム市場の約半数、スタンダード市場の約6割の上場会社がROE(自己資本利益率)8%未満、PBR(株価純資産倍率)1倍割れで、「資本収益性や成長性といった観点で課題がある状況」だという。

「持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現するには、経営者の資本コストや株価に対する意識を改革し、資本コストや資本収益性を意識した経営を実践することが必要とされる」(森下氏)。

資本コストとは、事業資金の調達にかかるコストのこと。このうち、株主から出資を受けて調達した資本に対するコストが株主資本コストだ。投資家が期待するリターンとも言い換えられる。

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