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出口治明が教える「お金を増やす」ための大原則 まずは給与明細を準備して3項目を確認しよう

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お金や投資に関心を持ち始めた人へのアドバイス。

立命館アジア太平洋大学(APU)学長特命補佐 出口治明氏
出口治明(でぐち・はるあき)/立命館アジア太平洋大学(APU)学長特命補佐。日本生命保険勤務後、2008年にライフネット生命保険創業。18年から立命館アジア太平洋大学(APU)学長。24年1月から学長特命補佐。『生命保険入門 新版』など著書多数(撮影:尾形文繁)

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日経平均株価が史上最高値を更新したり、NISA(少額投資非課税制度)が話題になったりしたので、「お金」や投資に関心を持ち始めた人も多いだろう。

今回はそういう人たちに向けて、これからのお金との付き合い方や増やし方などについて、解説できたらと思う。

最初に皆さんにひとつやってもらいたいことがある。給与明細を準備して、次の3つを確認してもらいたい。額面の金額は職場との約束どおりになっているか、税金や社会保険料などはいくら引かれているか、税金などを引かれた結果、手取りはいくらになっているか。

給与明細はお金の「入り口」だ。いったい何枚の1万円札が職場から支払われているか、実際には何枚が皆さんの手元に入ってくるのか? 給与明細を見れば、皆さんのお金が労働の対価であるということが理解できるだろう。

「財産3分法」に沿って考る

それでは、労働の対価である大事なお金を、どう使っていくべきなのか。それを「財産3分法」という大原則に沿って考えたい。これは実にシンプルで、手取りでもらったお金を「財布」「投資」「預金」の3つに振り分けるだけだ。

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