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投資ビギナーが"資本主義を使いこなす"ヒント 「資本主義改革」本で注目の清水大吾氏が解説

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どのような心構えでこの時代に臨めばよいか。

みずほ証券サステナビリティ・エバンジェリスト 清水大吾氏
清水大吾(しみず・だいご)/みずほ証券サステナビリティ・エバンジェリスト。日興ソロモン・スミス・バーニー証券勤務後、2007年から16年間、ゴールドマン・サックス証券に在籍。24年2月から現職。『資本主義の中心で、資本主義を変える』が話題に

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政府が「新しい資本主義」を掲げ、新NISA(少額投資非課税制度)も始まった。資産運用を奨励する雰囲気が高まっている。投資に無頓着だった人たちも関心を持たざるをえなくなった。

投資経験の浅い人たちはどのような心構えでこの時代に臨めばよいのか。米投資銀行などに勤務した後、資本主義のあり方などについて発信している清水大吾氏に聞いた。

 

──著書がたいへん話題となっています。どのような経緯で執筆することになったのでしょうか。

日本の証券会社、またゴールドマン・サックス証券に勤務しているとき、「資本主義」「資本市場」と呼ばれるものに違和感を持っていた。「なぜ利益を増やし続けなければならないのか」と疑問を持つことさえ、許されない世界だった。

資本主義が行きすぎたのが米国の今の姿だと思う。環境問題や格差問題は資本主義のひずみ。リーマンショックはその最たるものだろう。

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