どのような心構えでこの時代に臨めばよいか。
新NISAが始まり、日経平均株価は4万円時代へ。マイナス金利も解除され、経済や投資の環境は一変した。
『週刊東洋経済』4月6日号の特集は「株価4万円時代の『お金』超入門」だ。その道のプロ達を伴走者に、今こそ「お金」について考えよう。
政府が「新しい資本主義」を掲げ、新NISA(少額投資非課税制度)も始まった。資産運用を奨励する雰囲気が高まっている。投資に無頓着だった人たちも関心を持たざるをえなくなった。
投資経験の浅い人たちはどのような心構えでこの時代に臨めばよいのか。米投資銀行などに勤務した後、資本主義のあり方などについて発信している清水大吾氏に聞いた。
──著書がたいへん話題となっています。どのような経緯で執筆することになったのでしょうか。
日本の証券会社、またゴールドマン・サックス証券に勤務しているとき、「資本主義」「資本市場」と呼ばれるものに違和感を持っていた。「なぜ利益を増やし続けなければならないのか」と疑問を持つことさえ、許されない世界だった。
資本主義が行きすぎたのが米国の今の姿だと思う。環境問題や格差問題は資本主義のひずみ。リーマンショックはその最たるものだろう。
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