「お金さえあれば、本当に幸せ?」日本人に「お金教」が広まった3つの深い理由

✎ 1 ✎ 2 ✎ 3 ✎ 4
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
億を稼ぐ力 非エリートでもできる習慣と方程式
お金を「貯める」のではなく「上手に使う人」が稼ぐ人になっています(写真:bee/PIXTA)
経営者や投資家、エリートと呼ばれるビジネスパーソンまで、世の中には“億”を超える資産をもつ人たちがいる。
“億”と聞くと、なにか遠い世界のように思う人も多いが、「稼ぐことはエリートや特別な才能を持つ人間の特権ではなく、多くのビジネスパーソンでも真似できることばかりです」と語るのは、新刊億を稼ぐ力 非エリートでもできる習慣と方程式を上梓した金泉俊輔氏。
これまで編集者として500人を超えるミリオネアと出会い、現在は「NewsPicks Studios」代表取締役CEOを務める金泉氏によると、億を稼ぐ人は多くの人とほんの少し違う視点を持ち、ほんの少し違う行動を積み重ねている。
本記事では、『億を稼ぐ力』より一部を抜粋・再編集し、「日本に『お金教』が広まった3つの深い理由」を金泉氏が解説する。

【この記事の続き:では「お金教」から抜け出すにはどうすればいい?】
「お金教」から抜け出し「幸せ」を手に入れる超シンプルな方法

そもそも「お金教」とは何か

お金とは何か。その本質を見失うと、「億」を稼ぐ道を迷走してしまいます。

お金というものは、ただの数字ではなく、人の生き方そのものに大きな影響を与える存在です。

日本には「お金さえあれば生きていける」と考える人が一定数存在します。そうは思いたくはない人もいるとは思いますが、その一方でどこかしら「お金の呪縛」にとらわれている人も少なくありません。

頭の中では「違う」と思いつつも、どこか心の片隅で「お金がなければ困る」と感じてしまう。そんな人もいると思いますし、なかにはお金が人生のすべてであり、「幸福の源泉」であるかのように信じ込んでいる人もいるでしょう。

日本は一神教的に信心深い人は多くなく、宗教がコミュニティや季節イベントと結びつき、信仰が生活の一部になっています。そのうえに資本主義が絡み合い、お金を優先して考える傾向にあるように思います。

「お金教」とでも呼ぶべきでしょうか? 

多くの日本人は「お金教」の無自覚な信者であるといったん定義したいと思います。かくいう私も、そのひとりでした

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事