カンニング竹山「頭がバグるほどの借金地獄を味わった」からこそたどり着いた“いいお金の使い方”

書籍『きみのお金は誰のため』のテーマを表現したショートドラマで主演を務めた、カンニング竹山氏。彼もまた、幼少期から「お金」に振り回される人生を歩んできたという(ショートドラマより)
「お金の謎」と「社会の仕組み」がよくわかると話題を集め、28万部のベストセラーになった経済教養小説『きみのお金は誰のため』。
そのテーマを表現したTikTokショートドラマの主演を、カンニング竹山氏が務めた。幼少期から「お金」に振り回される人生を歩んできた竹山氏は、現在は東日本大震災で大きな傷を負った福島県に、毎年通うようになったという。
どういうことか、竹山氏の「お金観」について語ってもらった(※本稿は前後編の後編です)。
お金は人の態度を変える「おかしなアイテム」
お金は、いいようにも悪いようにも使えますが、それだけ危険なものを持っていると自覚しておいたほうがいいものだと思います。
お金を持っていると、態度が変わる人は結構います。その人自身には興味ないけど、お金に興味があって寄って来る人というのは、男性も女性もいたりしますから。それが社会だと思います。
そういう意味で、お金はおかしなアイテムだとも思っています。
この職業で飯を食えるようになるまでは、お金を稼ぎたい、うまい飯を食いたい、いい車に乗って、いい思いをしたい、だから芸人をやってるんだという感覚でした。
でも、実際に忙しく働くようになると、お金が欲しいからというよりも、「これで笑いが欲しい」「ネタ番組でウケたい」「こういうものを創り出したい」という気持ちが先にあって、お金はその後からついてくるもんだということがわかったんです。
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